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状況

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先端技術に優れる外資系医療機器メーカー。
工場や品質管理部門ではシックスシグマによるトップダウンの改善活動が浸透していましたが、バックオフィスやセールスなどでは手つかずの状態でした。
手つかず=無駄があるはず=チャンスの宝庫
そう感じていたマネジメントのみなさんが取り組もうとしていたのは、ボトムアップによる改善文化の浸透でした。

行動

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この全社イニシャチブの中心となったコミュニケーションリーダーのIさんは、人事部、オペレーション部と共同で、全社の改善文化浸透プランを作り始めました。
それは、
改善手法を学ばせることから始め、ベストプラクティスの表彰、社内認知、他部門への展開
というように、実に戦略的なものでした。

まずは社内から「KAIZEN」チャンピオン候補を選び、その方たちが「業務改善のツールと理論研修」を受講されました。
その中の1人カスタマーサービス部門のYさんが研修の題材に持ち込んだのが、医療機材の注文エントリーからオーダー送付までのプロセスでした。

研修時間中に、学んだツールを使ってある程度まで見通しをつけて、受講後に改善の実行を完了されました。
改善活動の詳細はここでは掲載できませんが、おおむね以下ような流れです。

●SIPOCシートを使って、業務の顧客を明確化する
●顧客を満足するためには何を満たすべきかを決める
●From/ Toシートで取り組む改善を可視化する
●現状のプロセスを可視化する
●問題点を見つける
●改善策を見いだす
●優先順位をつける
●アクションプランをつくる
●実行し、効果を測定する

研修受講後、わずか3ヶ月で目に見える効果を生み出したYさんは、見事社内表彰されました。
またUS本社のトップが来日した最に、Iさんからプレゼンされ賞賛されました。

成果物

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このケースの直接的な成果物はYさんの改善です。
具体的には
●ミス発注がゼロになったこと
●デジタル化したのでサイクルタイムが短くなったこと
●同様に紙のコストがなくなったこと
●印刷代がなくなったこと
●派遣社員の人件費が削減できたこと
●物理的な書類置き場をなくしたこと
です。
しかし、本当の効果はこれから生まれてくるはずです。
表彰し、認知度が広まってきたので、これを他部門へ展開しやすくなりました。
Iさんの夢はこれからが本格的に実現されるはずです!

Iさんはこう語ってくれました。
「自分の仕事を改善できるのは自分しかいないと思います。聖域だから。やり方を知らないから出来ないんです。宝庫を放置しておくのは実にもったいないと思います」

●Yさんが受講された研修は以下です。
『業務改善のツールと理論研修』