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千葉 由希彦 Yukihiko Chiba

財産

●日系生命保険会社の人事部門、契約査定部門等の部門長を経て、GEに勤務し、M&A、被買収双方の立場で統合を実施しました。
その後、バンダイナムコHDに身を置き、人材開発に携わって参りました。
GEは規模の拡大とコアビジネス改良が成長のエンジン。
私はシックスシグマのマスターブラックベルトとトレーニングマネジャーを歴任してきました。
一方、バンダイナムコはたまごっちやガンダム等を生み出すイノベーションが成長のエンジン。
人々の感動や驚きを生み出すクリエイティビティが求められるビジネスです。
この、全く異なる会社で人材開発に携わったことは、私の大切な財産です。


学んできたこと

●成長のエンジンが全く異なる両社。
2つの会社での職務経験を通じ、環境の変化に適応しながら部門の結果を生み出し続けることの難しさをイヤと言うほど体験しました。
環境の変化には大きく二つあって、競合や顧客の変化など、こちらから積極的に変化を感じに行かなければならないものと、買収や組織統合によって強引に変化を強要される類のものです。
チームに変革をもたらす際に、私が成功や失敗から学んだこと、それは、

 ・どちらへの対処も、部門のリーダーにとっては必須のセンスとスキルであること
 ・部下はいつもリーダーの言動を見ていること
 ・部下はロールモデル(身近なお手本)を探していること
 ・よって、部門のリーダー自らが言動の変化を部下に感じさせるのが重要であること
 ・部下だけでなく、上下左右への影響力によってリーダーの力量を見抜かれること
 ・優れたリーダーは部下全員から好かれないかもしれないが、全員から尊敬されること


Road Ahead

●これらの要件を満たす優れたリーダーを育てるにはどうすればいいか。
それが私の一貫した研究テーマです。
シンプルで分かりやすい研修コンテンツに落とし込むことができれば、多くの企業のお役にたてると考えています。
そのために、日々十分な研究を重ね、多くの友人の協力による小規模な実験を繰り返して、最新最良のものを研修プログラムとしてご提供するようにしています。

これまで通算約600社、のべ10,000人を超える方々が参加され、各界で活躍されています。

一つでも多くの会社が、強く、永続的に繁栄して欲しいと思っています。
そのために、私が、皆様の人材育成を通して貢献できたらこれ以上の幸せはありません。


『引き出しnet』の由来

●机上の空論だけを語る講師の研修ほど、無意味な時間と感じることはない。
受講された方の多くがそうおっしゃっています。
確かに理屈を学ぶだけなら本を読めば済む話。

私が最も重視するのは、受講者が、研修で学んだことをいかに「簡単に」活かしてもらえるかということです。
そのためには、事例やケーススタディをふんだんに盛り込んで、それこそ生唾を飲み込むほどリアルに感じ取ってもらうことが必要だと考えています。

幸いなことに、これまで相応のビジネス経験を積んでまりましたので、私の「引き出し」はいくつもの成功例や失敗例が詰まっています。
しかしながら、私の真の財産は多くのネットワーク、友人たちそして研修の受講者の皆様です。
これらの方々とのたゆまぬ交流を通じて得られる情報こそが、リアルなビジネスケースとして私の「引き出し」を日々潤してくれています。
これからも多くの受講者の皆さんに、目からウロコの持ち帰りを差し上げることができるよう精進してまいります。

貴重な時間を使って、私の研修に参加される方々へのリスペクトと感謝の念を禁じ得ません。